QEN_Q4

3ヶ月経つのがあっという間…。
というわけで,QUARTERLY ECONOMIC NEWSLETTER(QEN)の第4 四半期分がDevlogでアナウンスされていたので読んでみた。

とりあえず,冒頭の

プレイヤー数が(CCP本社が存在する)アイスランドの人口を越えたよ!

ってのはある意味凄いよなぁと。



今回の特集記事は,

  • 地域別人口調査(EmpireからW-Spaceまで&System別人口Top10 とか)
  • Trade hubの変遷と歴史
  • …あるいはJitaでの1日*1

となっており交易を生業としている人は必見となっている。

特に以下に引用する,締めのくだりがなんともたまらない。

In a given day, only 2.5% of all characters are actively trading in EVE. That means that the rest of the characters are located around the game universe doing what they think is most interesting to them, be it manufacturing, mission running, exploring or hunting down other players. And the effects of Jita reach far beyond this 2.5%, since many people have market alts for price checks located there, which in turn impacts prices throughout EVE. It is the same with Jita as it was with Rome - all roads lead to it.

いつもの定番コンテンツ(アカウント数の推移/利用艦船の統計/ミネラル・各種Market指標の推移と分析)も充分興味深く楽しめた。


で,個人的感想/興味深い点をつらつらと列挙すると

  • 工業系艦船から戦闘系艦船へ比重が移りつつあるって本当かなぁ?
  • Amarr領(とみなされる場所)広すぎ
  • Zephyr乗られすぎ。あれは罠船だって…
  • やっぱりMinmatarが一番人口すくない
  • でもTrade Hubの人口はJita>>>>>>Rens>Amarr>>Dodixie>>Oursulaert(流通量比だとこれと異なるが)
  • デフレ的にサイズ別RIGのインパクト大きすぎ。これからはT2 M-Size RIGの転売がなんとなく儲かるんじゃないだろうか(根拠なしの直感)
  • 商取引額の53%がForgeって…。3割ぐらいかと予想してたんだけど。次点がDomainの8.3%と。高額商品の取り扱いが集中してるからかな
  • アカウントあたりの平均キャラクター数が2を切っているのが意外。3キャラ全部作る人と1キャラだけ作る人が半々という仮説が成り立ち得るけど実際はどうだろう
  • W-Spaceの人口密度が4.52/systemって低すぎる


今回のQENはTrade hubの変遷の歴史が分かって大満足。前回にも増して読み応えがあった。

*1:この辺は適当訳です

Remap方針検討

今年の抱負を決めようと思っていたら既に2月だと…。
とりあえずもう抱負とか目標とかどうでもいいのだが,Remapの時期が迫ってきているので例によって色々と検討してみた。


選択肢しては,

  1. 昨年同様にバランス型で無難にまとめる
  2. INT/MEMに傾けて基礎系スキルとりまくる
  3. PER/WIL全力で脳筋モード。T2Lタレとか撃ちたいし…

の3つぐらいが有力候補。

で偏ったREMAPにするとどうなるのかなーとシミュレートしたのが以下の表。

現在の状態



INT/MEM重視にした場合



PER/WIL重視にした場合


欲しいスキルがPER/WILだけど,その前提スキルがINT/MEMとかいう罠もありそうで,悲しい思いをしそうなのがまた悩みどころ。
やはり,バランス形が無難だろうか。Remap可能になる残り一ヶ月の期間で検討して見よう。

上位ラーニングLv5について

上記に関連して,上位ラーニングについてちょっと計算してみた。

上位ラーニングをLv4→Lv5にするには,632,235SPが必要。
で,

  • LearningスキルがLv5(Attribute +10%)
  • Lv4→Lv5に上げたAttributeがPrimaryなスキルをTrainingし続ける

という前提を置くと,1分あたりのSP取得量が 1.1 増加するので,

 632,235/(1.1 * 60 * 24) = 399.138…

ということで約400日分Trainすることでトントンになる計算となる。
実際には必ずしもPrimaryなスキルばかりTrainするわけでもないし,上位ラーニングLv5を取得する期間もあるしどうかなぁとも思えるが特化型REMAPするなら取得期間も短くなることだし,そんなに悪くない選択肢に思える。

ちなみに Cybernetics だとLv4→Lv5とすることで利用できるインプラントが,+4→+5へとアップグレードできるがこの場合は全種類のインプラントを装備することで,どのスキルをTrainしようともPrimary/Secondary が両方+1されるため 1分あたりのSP取得量が1.65増加 (1+(1/2))*1.1=1.65)となり,

 632,235/(1.65 * 60 * 24) = 266.092…

ということで,9ヶ月もあればSP的には元が取れる計算となる。
こちらは付随して+5%なHardwirelingも装備可能というおまけも付くので資金的に余裕があれば,上位ラーニングLv5よりも先にCyberneticsLv5の方を取得したほうがお得…とも思ったがPodKillされたときとかの事を考えると,うーん。どんなもんだろう。

2009年商売まとめ

今年の終わりに商売のまとめ。
例によっていじってるだけで満足したのでザックリザックリ。


  • 思ったより儲かってない!
  • 利益率はBuyOrder使ったほうがやはり良いー
  • 商売規模はプレイ時間より,商品から受ける影響が大きいなぁ
  • でも一ヶ月ぐらいプレイ時間を全部商売に割り振るとどうなるんだろう?
  • そして手元にお金が残らないのはなぜだろう…

とアバウトな感想を残しつつ,来年もよろしくお願いします。


以下おまけ。

日別売上高-仕入高相関図(2009年)



曜日別売上率(2009年)


それでは,皆様よい年を!

1年目のスキルレビュー

EVE Onlineでの1年目が過ぎ去り2年目へ突入というところで,これまでのスキル取得を振り返るスキルレビュー。
というのは口実で,ここの記事を読んでやりたくなったということで。

レベル別スキル分布

まずは,スキルレベル別分布から確認してみた。

acc Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5
MAIN 31 20 37 27 26
ALT 22 19 28 48 22

例によって良く分からないのでグラフ化してみたのが以下の図。

改めて図式化してみるとメインキャラのスキル取得方針が,何か怪しいことになっている気がしてきた。
一般的に考えると,時間対効果に優れるLv4のスキルが一番多くなると思われる。で,目的特化型のALTはLv5が一番多くなると。

現状のメインキャラは,広く浅くスキル領域を増やしている感じということだろうか…。ALTキャラのほうは予想通りの分布でまずは一安心。

カテゴリ別スキルポイント分布

続いてカテゴリ別のスキルポイント分布を見てみた。
6月〜8月はスキルオフライン状態だったのでトータルSPは1年目にしては少なめのはず。大体 2100sp/h の割合で増えていくので今後は月1.5M弱増えていく計算になりそう。

Category MAIN ALT
Corporation Management 24,250 54,029
Drones 838,734 1,035,558
Electronics 1,468,354 1,208,045
Engineering 1,242,879 1,530,738
Gunnery 2,623,109 92,175
Industry 47,920 817,085
Leadership 8,010 90,760
Learning 1,892,315 1,983,432
Mechanic 1,260,522 150,747
Missile Launcher Operation 132,669 735,411
Navigation 367,156 1,047,102
Science 823,334 891,220
Social 429,428 202,679
Spaceship Command 3,935,384 3,974,960
Subsystems 40,000 0
Trade 1,676 679,075
Total Skill Points 15,135,740 14,493,016

つらつらと眺めて見て気が付いたこととしては,

  • ElectronicsとEngineeringはどんな使い方をしていてもある程度必要になってくる
  • どうやら自分は Leadership には興味が無い
  • 割と生産系&堀系も今は必要としていない
  • ALTキャラは商売用のはずなのに意外と Trade スキルを取っていない
  • メインキャラの Navigation は何かまずい
  • メインキャラの Subsystems はもっとまずい
  • Spaceship Command をイメージしていたよりも大量に取得している
  • MAINとALTの差別化があまりしっかりしていないかも

結論として2年目は方針をしっかり決めて育てたいなー,ということで。

いろんな方のスキル取得の考え方

スキル取得ってみんなどうしているのかなと色々探してみたところ,

というためになるサイトが見つかった。書いてある内容はぱっと見だと同じ事を言っているように見えるが,それぞれ記述された方の考え方,背景,立ち位置の違いから出てくる差が個性的で何とも面白い。


で,さらに上記をフィードバックするべく色々と調べているときに発覚したこと。

これがこのレビューの最大の成果かもしれない…。

Dominionインプレッション

年休消化だヒャッハー!


…ということで,DominionのFirstインプレッションをいくつか。

  • UIが平面ぽくなったのはいい感じ。
  • 早速,Corp家賃の自動支払機能をONにしてみた。ちゃんと機能しなかったらとちょっとドキドキ。
  • スキル要件の下がったThermodynamicsとBomb Deploymentを取得。使うかな?
  • メール機能。キャラ選択画面で新着メールの数が見えて便利。
  • リニューアルされたブラウザは前がアレだっただけに感動物。
  • 気になるFactionShipの相場は,NavyDomiがNavyDomi@495M予約スレッドの人が大量にばら撒いたせいか市場価格は現在550M前後。Navy Armageddonは700M前後とやや高め。
  • 新しいFleet Systemもなかなかよさげ。Fleet Finderに登録しておけば後から参加するのがとても楽。
  • 文字変換がちょっと変ですよ…?フォントとか。
  • CorporationのHOMEからアクセスできるBBSがちょっと面白い。これまでMOTDでやってたことの代替にもいけそう。(画像参照)



全般的により快適なプレイ環境をという色が強くでていると感じた。Sov2.0のことはちょっとわからないけどどうなんだろう。



また,例によってJukeboxが読み込めない(曲が1つもない)などの不具合もいくつか見つかっている模様。
既知の問題とその回避策がこのスレッドにあるので困っている人は参照してみると役に立つかもしれない。

Legionについて

Dominionまであと1日を切ってPatchNoteも気になるが*1,Amarr Cruiser Lv5が完了したのでそれどころじゃないわーとLegionについて調べて見た。

T3全般について

船体本体と5系統4種のSubsystemによって組み上げる。
Subsystemの組み合わせによって様々な用途に特化した艦を作り出せる。また,Subsystemによって外観が大きく変化するのも特徴の一つ。

前提スキルはLv4Missionを回せる艦長であれば比較的軽めで,Cruiser Lv5さえ取ってしまえばあとは容易に取得できる。

気になるお値段だが,価格の下落が進んでおりRegion格差は激しいが合計400M〜500M程度で購入可能。昔ほど無謀な価格ではなくなってきており,そろそろ実戦投入可能…なんですかね?

Legion Fittingコンセプト

ということで色々と妄想してみた。

とにかくT3オーナーになりたい

とにかく,最安値のSubsystemを組み合わせてでっち上げる。本体205M+Subsystem5種130M+スキル本6冊約24Mの計350M前後で実現可能。意味があるかはよく分からない。

見た目重視

4x4x4x4x4=1024種類の中から好きなものをチョイス。Show Infoでひたすらパーツの組み合わせをチェック!

Super Covert Ops

Covert Ops Cloakを使い,OpsバリのScanボーナスを得てバブルも無効。SMARTボム連打も多分生き残れる。

Salvage Boat

Tractor beamの射程&回収速度ボーナスを生かし,Cargoをバリバリ増やしてサルベハリケーンもかくやのスペックに。Cargoを捨てて防御を固め強襲回収仕様にするのもなかなか。

For WH攻略

Class 3ぐらいならソロでいける…余裕らしい。

For Lv4 Mission

おそらく楽勝のはずだ!

PvP

よくわからないが,Super ZealotとかSuper SacrilegeとかSuper Arbitratorみたいな使い方ができるんじゃないかと…。


で,本題はEFTみてもEVEMONみてもLegionのSubsystemってどうなっているの?というところが理解できなかったのでこりゃイカンと一覧表を作って比較した,という話。

Defensive Subsystems

防御システム全般,どちらかというとHullの部分というべきか。モジュールごとに異なるのは,

  • カーゴ容量
  • Shield/Armor HP
  • Signature Radius

の3点。加えてHigh/Low Slotが変動する。

Name High Med Low Cargo Shield Armor SigRad Special
Adaptive Augmenter +1 0 +1 300 2200 3300 154 +5%/lv armor resist & +10%/lv remote armor repair effect
Augmented Plating 0 0 +2 340 2500 3750 147 +10%/lv armor hitpoint
Nanobot Injector 0 0 +2 300 2400 3600 140 +10% armor repair effect
Warfare Processor +1 0 +1 300 2200 3300 140 +5%/lv armored warfere link effect & 99% reduction Warfare Link mod

Electronics Subsystems

電子兵装全般。

  • Sensor Strength
  • Target Range
  • CPU
  • Scan Resolution

が,モジュールごとに異なる。さらに,High/Med Slotが変動。*2

Name High Med Low Sensor Range CPU ScanRes Special
Dissolution Sequencer 0 +4 0 17 65 380 260 +15%/lv sensor strength & +5%/lv target range
Emergent Locus Analyzer +1 +3 0 17 55 380 280 +10%/lv probe scan strength & +20%/lv range and velocity tractor beam
Energy Parasitic Complex +1 +3 0 13 55 375 280 +10%/lv nos and neut amount
Tactical Targeting Network 0 +4 0 15 60 400 255 +15%/lv scan resolution

Engineering Subsystems

動力部。

  • Capacitor Capacity
  • PowerGrid

に加えてHigh/Low Slotが変動。一部モジュールではTurret/Launcher Hardpointが追加される。

Name High Med Low Cap PowerGrid Turret Launcher Special
Augmented Capacitor Reservoir +1 0 +2 2225 1125 +1 0 +5%/lv capacitor capacity
Capacitor Regeneration Matrix 0 0 +3 2225 1290 0 0 -5%/lv capacitor recharge rate
Power Core Multiplier +1 0 +2 1575 1200 0 +1 +5%/lv power output
Supplemental Coolant Injector 0 0 +3 1575 1290 0 0 -5%/lv heat damage

Offencive subsystem

火器管制システム。

  • 各種Hardpoint
  • その他

に加えて,High/Med/Low Slotが変動する。
このSubsystemsは特殊ボーナスが主体な気も。
ミサイルかタレットかドローンかOpsCloak使いたいかとわかりやすい。

Name High Med Low Turret Launcher Special
Assault Optimization +5 0 +1 0 +5 CPU+40, +5%/lv heavy assault missile damage & -5%/lv missile rate of fire
Covert Reconfiguration +5 +1 0 +4 0 -10%/lv M energy turret capacitor, can fit covert ops cloak, -100% cloak mod CPU
Drone Synthesis Projector +5 +1 0 +3 0 DroneBay 200m3 Bandwidth 50m3, -10%/lv M energy turret capacitor, +10%/lv drone damage, +7.5%/lv drone hp
Liquid Crystal Magnifiers +5 0 +1 +5 0 -10%/lv M energy turret capacitor, +10%/lv M energy turret damage and optimal range

Propulsion Subsystems

推進部。

  • Max velocity
  • Inertia modifier

が異なる。あとLow Slotが変動。

Name High Med Low Max Velocity Inertia Special
Chassis Optimization 0 0 +1 170 0.619 +5%/lv max velocity
Fuel Catalyst 0 0 +1 170 0.507 +10%/lv afterburner speed
Interdiction Nullifier 0 0 0 165 0.732 +5%/lv agility, non-target interdiction
Wake Limiter 0 0 +1 165 0.563 -5%/lv MWD signature penalty


結局どのSubsystemsを組み合わせても総Slot数は,15〜16となるのだが,
各部位については,High 5〜8/Med 3〜5/Low 3〜7と大きく差がつき,特殊能力抜きでもFittingに幅が出るというわけで…。

何をやりたいかはっきり決めておかないと,すぐ中途半端で残念なFitになりそう。これは悩みがいがありそうだ。

*1:というか多すぎる…

*2:Emergent Locus AnalyzerのみinfoにSignature Radius(=175)の設定があるがこれは適用されてるか謎

QEN_Q3

四半期ごとにCCPから発行されることになっている経済レポート,
QUARTERLY ECONOMIC NEWSLETTER(QEN)の第3四半期版(PDF)が公開されていたので読んでみた。

冒頭の序文を適当に意訳*1して引用すると,

この四半期では2つのイベントがMarketに大きな影響を与えた。
一つはHighSecにおけるVeldsparの湧き量をアナウンス無しで増加させたこと。
もう一つはRMT業者の一斉BANだ。


な,なんだってー!
RMT業者の一斉BANはSlashdotの記事とかで知っていたが,Tritaniumの下落はこれが原因だったのか…。


QEN自体の内容は,

  • アカウント数の推移
  • 利用されている艦船の統計
  • 各種ミネラル価格の推移
  • 各種Market指標の推移と分析

といったいつもの常連コンテンツに加えて,一斉BAN作戦(OPERATION UNHOLY RAGE)に10ページを割いてその影響を詳細に解説している感じ。


個人的に興味深かった点をピックアップしてみると,

  • 使用艦艇の1位,5位が堀船(Hulk,Retriver)なこと
  • CondorがPunisherを押さえて使用艦艇のベスト10に入っていること(Condorってなに?)
  • Logisticsが21%,Stealth Bomberが15.6%増加していること。
  • T3ShipがDNの2.5倍ほど利用されていること。
  • Black Opsは超不人気なこと(MotherShipより少ない!)
  • FactionBSは一位のCNRが2位のMegathron Navyに6倍の差をつけてブッチギリなこと
  • EVEの一日の市場取引規模は平日で4Trillion,休日で5Trillion程度なこと
  • 一斉BANの結果CruiseMissilleの市場規模が激減したこと(業者の方はCNRやRavenでミッション回してたのね)
  • 一斉BANの影響でimplantsの価格が高騰していること
  • サイズ別RIGの導入はRIG市場に甚大な影響を与えたこと

全体的に図表やグラフが多いのでわかりやすく,また内容が面白い。(ちょっと身びいきっぽいところもあるけれど)

Domination後にでるQ4の内容にも期待できそう。
時間のある方は一読されることをお勧めです。

*1:英語は赤点常連だったので詳細な内容については原典をあたることを推奨です。